専業主婦・ママ、再就職の考え方

ママの仕事

専業主婦・ママの時期を「キャリアのブランク」と言う人、考える人がいます。私はその考え方は絶対にしません。

そもそもキャリアの意味をご存じでしょうか?

キャリアというのは「馬車の車輪が通った跡、轍」を意味する単語です。轍・跡…つまり、仕事や出世等を意味する言葉ではなくその人の人生の生き方、考え方、それに至った経緯・経験、学び、趣味嗜好を指します。この考え方でいうと意思があり、息を吸っている限り「ブランク」という言葉は全くあてはまらないし、考えなくてよいものです。

しかし、専業主婦・ママを経験すると仕事復帰について心配や不安…ありますよね。

仕事、家庭の両立ってできるのかな

仕事を始めようとする誰もが思う不安ですが、「仕事」「家庭」への考え方は実は同じ主婦・ママという立場でも隣の人とは全く違います。

再就職を目指すそれぞれが内に秘めている思いを開放し、「家庭」については一旦横に置いておいて自分らしい人生を歩むためにも自分がどう「仕事」というものにかかわりたいのかをまず真剣に考えてほしいと思います。

真剣に…といってもどの程度真剣なのかむずかしいですね。私が思う真剣は、家族や周囲のせいにしないということが大きなポイントではないかと思います。「家族がいるから…この程度の場所・時間で働こうかな」「こんなことやりたいけど家族がいるから無理…」「介護を考えると、、」「保育園のお迎えを考えると、、、」とにかく主婦・ママになると自分の人生なのに自分以外の人の軸で物事を考えがちになる傾向があると思います。

こう考えて決めた仕事は大体うまくいかないし、何かやるせない気持ちになったり長く続けていると給料や待遇がわるいという愚痴にもつながってきます。

どういった形で仕事をしたいか、ということをまず明確にする必要があり、それに対して自分がどれだけ「やりたい」と思うかを自分に問いただしてみてください。

そのうえで、私の生き方として仕事よりも家族を大事にしたいと思うのであれば、それは自分の軸で家族を第一にしたいという答えが出たということなのでそれは大事にしてくださいね。

とはいえ…主婦業専門だったので仕事から離れていたら、やっぱり不安

これもみなが思うと思います。が、先ほども冒頭でお伝えした通り、キャリアにおいて「ブランク」というものはありません。息を吸っている限り、意思を持っている限りキャリアは積まれているのです。

また、専業主婦・ママを経験したからこそのモノの見方や目線は実は重宝される技術がよくあるのです。

じつは、適応能力がある

専業主婦・ママを職業とした際に、前職は何をされていましたか?実家にいて家事手伝いをしていた人もいれば、バリバリ働いていた人もいるかもしれません。

つまり、全員漏れなく以前の自分から「何かを変えて」専業主婦・ママになっています。「結婚して」専業の主婦になった。「子供が生まれて」ママになった…等です。もれなく専業主婦・ママは環境を変えています。

自分の「強み」や「乗り越えてきたこと」は、実は蔑ろにされがちです。よく「息吸うのと同じようにできてしまうから」という言葉で表されますが、自分がやってきたことを「そんなこと皆やってるでしょ?」と思ってしまうのです。

よって、一度そこを見直す必要があります。環境を変えてきた人は環境適応能力があると言えるキャリアです。これまでの自分が家庭内で意思決定をしてきたことの棚卸をして、自分が子育てもしくは家事において大事にしてきた価値観や意思を必要とする際に判断した軸…また、工夫した点を振り返ってみてください。

じつは、時間管理能力がある

これも気づかれていないこと、またマイナスと思われることですが「時間管理能力」があります。専業主婦・ママって「時間あるよね」と言われたことありませんか?

周囲の働いている人を一度思い浮かべてもらいたいと思います。仕事があるから早く寝る、仕事があるから起きて、仕事があるから何時何分の電車に乗らなくてはならない、約束があるから準備する…等、実は忙しいように見えて、実は自分の意志ではないところで時間に管理されている人がほとんどです。もちろん、有能と言われるビジネスマンは時間管理を自らの意志で行っている人もいるかもしれません。が、それは数パーセントではないでしょうか。

しかし、専業主婦・ママは違います。全ての時間割を自分で考え、自分で仕事を生み出している人がほとんどです。ただ、これも意識をしないと気づかないことです。よって自分でどういう時間割を組んでいるのか、どのように休息をとるのか、等一度目を向けてみると思わぬ能力を見つけることが出来るかもしれません。

取捨選択をする能力がある

専業主婦・ママの仕事は実は無限です。毎日生活をしているとどこかしら汚れるし、三食ご飯を食べるための準備や家族のために考えなくてはならないことがあります。毎日トイレ・玄関・廊下・外・庭を掃除することを仕事とすることもできれば、料理にこだわり数時間かけることもできます。つまり、拘れば拘るだけ時間が足りなく、無限の仕事量があります。

その中で、今日は何をして、今日は何をしないということを無意識に選んでいます。

取捨選択の能力も実は身についている能力なのです。

絶対に自分を卑下しないこと

専業主婦・ママから仕事をしようとする人に多いのが「私なんて何の能力もないし…」と思う人が多くいると思います。自分の能力を自分で気づかないのであれば、何の能力もないということと同義になります。

しかし、せっかく「もう一度働こう!」と新しいチャレンジを少しでも思ったのであれば、それを大事にし、自分が今の今までどんな技術を持っていて何を大切にして意思決定をしているのか、見直してみること、そしてそう思ったその日からそれを意識をして生活をすることがよいと思います。

生きていた、意思を持っていたということは絶対に「ブランク」ではありません。自信を持って新しいチャレンジをしていきたいですね♪

ありこママ
ありこママ

私も、自分を大事にして自分の能力を認めたことで、再就職活動がうまくいきました。まだまだ仕事においては夢があるのでその夢を目標に一歩一歩進んでいきたいと思っています!

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